言葉、ことば(2015年4〜6月) 

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言葉探しは、楽しい。

僕にとって意味を持つライフイベントが目白押しだった2015年4〜6月。
素敵な人にも会えたし、懐かしい友達にも再会した。広島、奈良、名古屋など普段は行かない場所にも行くことができた。理屈よりは、活動を大事にした3ヶ月間だった。けれど、そうして生きる上でも言葉は当たり前のように目に、耳に、頭に入ってくる。

そのうちの一部を、下記にご紹介。

4/22
北野武インタビュー。
参考URL:http://www.cinra.net/interview/201504-kitanotakeshi

リタイアを控えた人によく言うんだけど。「リタイアした後に何かやろう」としてもダメなんだよね。どうせ続かない。働いているうちから会社にウソをついてでも遊ばなきゃ。それでリタイアすれば楽しくなるし、困らない。だって好きなことをやるだけでいいんだもん。

北野武監督の最新作『龍三と七人の子分たち』を前に、インタビューを受けた北野武。上記はその後半なんだけど、実は前半の方が読み物としては面白くて。芸人・ビートたけしが垣間見える編集の妙は、「たけしがやるなら仕方ねえなあ」と思わず笑ってしまうような内容。「たけしがやるなら仕方がない」「堀がやるなら仕方がない」。そういう風に生きていかなきゃ面白くないよなと。

 

4/23
チームラボ・猪子寿之インタビュー
参考URL:http://logmi.jp/35472

僕らは、チームラボという社名どおりチームでものをつくるんだけれども、僕自身もそうなんだけれども、個人で考えたり個人で作業をするというよりは、チームで考えてチームで作業しながらまた考えていくという、結構共同作業的なことが仕事のほとんどなんだけれども、あんまりチームで何かものをつくるとか、チームで何かアウトプットするということと真逆なんだよね、今の教育は。 例えば宿題は個人でやりなさいだし、テストなんて共同的にチャレンジしたら捕まっちゃうじゃない。でもそれ意味がわからないわけじゃんね。別にコピーで済むような問題を出すほうが悪いというか、コピーで済むようなことはコピーしたほうがいいじゃん。 だから全く概念が違っていて、個人で何かアウトプットを出すよりも、共同的で創造的なアウトプットを出すことを大人になってすごく求められているのにそういう場がない。なので、せめて学校の外で遊ぶような場所をつくって、そこを共同的で創造的な体験をする場所にしたい。 3歳と5歳の子どもがいる社員が自分の子どものためにつくりたくて始めたというそういうプロジェクトです。

これはちょっと目から鱗だった。
コピーで済むことの意味というのを、僕はあまり考えていなかった。
全部が全部チームでやることの意義はさておき、教育の世界に限れば、どういう課題を設定するかは教育者側に委ねられている。その彼らが「はい、今日は単語テストですよ〜」「カンニングはもちろんダメですよ〜」みたいなことを何の疑念も無く行なうことの危うさを感じられるテキストだなと。

 

4/28
TV番組「Get Sports」ダルビッシュ有のインタビュー。「なぜストイックに体調管理したり、栄養学などの勉強をしているのか?」という質問に対して。
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=KuAAuwRAwjs

「こういうところで差をつけていくしかない。(メジャーの選手と比べると差をつけるとしたら)頭でしかないから。知識とか知恵とかを持っておかないと、そいつらと同じレベルだったら良いんだけど、勝つにはこういうことをやらないと絶対無理だと思います。日本人はどんだけ才能を持ってても絶対無理です、メジャーのトップになるには。僕には責任があると思う。どの選手に対しても。すごく才能があっても怪我をしてダメになった人はざらにいるけれど、例えば障害を持ってて野球をしたくてもできない人も絶対いると思うんですよ。その人たちがもし野球ができたら、こういうこと(ストイックに体調管理したり、栄養学などの勉強したりすること)をすると思うんですよ。全部に全部を賭けてやると思うんですよ、それだけ思いが強いから。それをやらない人たちは甘えだと思う。僕はそこが根本にあるので忘れないようにしているし、だからなるべく野球では一番上にいきたいと思うけれど、責任を持って色々やらなくちゃいけないと思います」

YouTubeのコメントで「天才が努力をする」という言葉があったけれど、僕のような凡人から見ると、その行為はしごく脅威に感じる。圧倒的に「勝てない」感を感じさせるからだ。
だけど、どこに目標を設定しているかによって、ダルビッシュのコメントはその通りだと思うわけです。勝てる領域で、勝てる努力をする。負けてられないなと思うのです。

 

5/20
宇野維正さんのツイート。
参考URL:https://mobile.twitter.com/uno_kore/status/580250224054038528

「海街diary」試写。大体みんなスッピンで、大体みんな汗ばんでて、4人ともただごとではなく魅力的。是枝監督、女好きだよなー。最高でした!

音楽や映画の世界を中心にジャーナリスト・エディター・ライターとして活躍している宇野さん。ロッキング・オンに所属されていたときから、僕は彼の文章が大好き。言っちゃえば、「分かるやつだけ、分かれば良い」というようなアンニュイな姿勢は、ロックを語るライターとしてあるべき姿かもしれないとさえ、若かりし少年・ほりそうは思ったものだった。
そんな宇野さんが、肩の力を抜いて「海街diary」についてツイート。もう観るっきゃ無いでしょ、という感じは流石だなと。

 

ある程度、心に余裕があることは大事です。
緊張しながらでは言葉が「刺さる」余地が残されていないから。「待つ」ほど仰々しく構えるつもりはないけれど、不意な出会いを受け入れる余地がある程度に、これからも言葉探しをしていきたい。いよいよ、来月は31歳になるなあ。

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