「アートいちはら2015秋」に行ってきた

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*作品編はこちら

妻と初めて1日デートした場所は、千葉県市原市だった。
芸術肌な彼女の趣味に合わせて「アートが好きだ」と嘯き、参加したのが1年半前の「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」。それから不思議で楽しい縁があり、市原市には何度か足を運んでいる。僕ら夫婦にとって大切な場所だ。

そんな市原市では、11/21,22,23,28,29と「アートいちはら2015秋」が開催されている。
「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」の関連イベントだ。僕らは2日目に参加してきた。
タイミング良く、本イベントの総合プロデューサーを務める北川フラムさん(「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」の総合ディレクターも務めている方)と巡るバスツアーも企画されているとの情報を聞きつけた。参加しない理由が無かった。

バスツアーは、

・IAAES[旧里見小学校]
・月出工舎[旧月出小学校]
・アートハウスあそうばらの谷
・内田未来楽校
・森ラジオステーション
・市原湖畔美術館

という主要エリア全てが網羅されていて、1箇所に滞在する時間は多少タイトだったものの、のんびり鑑賞しがちな僕ら夫婦にとって、全てを満喫できるというのは非常に喜ばしいことだった。
少々文字数も多くなってしまうので、「アートいちはら2015秋」で心に残った作品については別エントリにて紹介するが、魅了的な作品がとても多くて、ほくほくとした気分で三連休を過ごすことができた。多くの現場では作家の方々が待機してくれていて、作品の制作経緯だったり、制作意図などを直接聴くことができた。普通の美術展では考えられないことだし、作品を別視点で見ることのできる貴重な機会だったと思う。

紅葉のピークは来週末とのことだが、市原は銀杏の黄色で色付いていた。
春の菜の花とはまた違う、趣きのある素敵な光景だった。

***

大前提として、「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」もジャンルとしては、最近良く耳にするビエンナーレやトリエンナーレなどと同様のアートイベントに違いないだろう。
僕自身、この手のイベントは門外漢なわけであくまで私見だけど、「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」は単なるアートが主役なイベントでは無いように感じている。

温かさを感じることが多いのだ。

例えば。
たくさんの魅了的なアート作品の傍らでは、イベントを支える地域ボランティアの姿が必ずある。
時には猪汁を振舞ってくれたり、時には受付を担当してくださったり、時にはみかんを袋いっぱい分けてくれたり、時にはバスの出発を見送り手を振ってくれる。

別エントリでも書いたけれど、地元の人たちは現代アートにおいて「何が面白いか」なんてことが(乱暴な言い方だけど)判っていない人たちも少なからずいるんじゃないかと思う。というか、そういうことに価値を感じているのではなく、そこから派生する様々な物事に面白みを感じてくださっているのではないだろうか。それは全然悪いことじゃないし、むしろより健全だとさえ感じる。

その証拠に、市原に来る観光客を案内しようとする彼らの熱意は本当に高い。クリエイティヴという現場で、「作り手」である作家に負けないほどの溢れんばかりの情熱があると感じさせる。

そんな雰囲気の中で楽しむことができたので、今回のバスツアーでは参加者の方と個人的にメールアドレスを交換させていただいたり、地域NPOのチラシをいただいたりして、本当に僕たちの人生にとっても意義深かったと思う。

北川フラムさんはバスの中で、「市原市が抱える問題をどのように解決するか」ということを話されていた。
僕たちも微力ながら、その過程を楽しみながら見つめ、また時には関わっていければと思った次第だ。

湖畔美術館

湖畔美術館

木村崇人さんの作品

木村崇人さんの作品

小湊鐵道バス

小湊鐵道バス

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