京都マラソン雑記

フルマラソンに参加し始めてから、どれくらいのレースに参加しただろう。
そう思って数えてみたら全部で【8回】。どのレースも記憶に新しく、どこで自分の心が折れたのかちゃんと憶えている。そう、いつも心、折れるんです。1回くらいは必ず。
フィジカルも重要だけど、メンタルをいかにコントロールできるか。それが出来なければ自己ベストは伸びないし、途中で歩く羽目にさえなる。

そして【9回】目となるレースは、初めて関東を飛び出しての京都マラソン。
世界文化遺産のそばを走れるという触れ込み、評判も良いらしくて、抽選参加。3倍くらいの倍率をくぐり抜けて参加してきました。

高低差のあるレースは自己ベストを望みづらいものだけど、前月の勝田全国マラソンのリベンジは何としても果たしたい。
イーブンペースは何となく僕のメンタルに合わないようで、最初から1キロ4分50秒台で、願わくば30キロくらいまでは飛ばしていこうという作戦だった。30キロ以降で動けなくなっても、前半の貯金で心に余裕があれば、何とか自己ベストに近いペースを展開できるはず。かなり楽観的な目論見だけど、そういう気概で臨むことが大事。

根拠、というか自信も無くはなかった。

2月はわりと仕事で走る時間を割けずにいたけれど、1月はけっこう走ることができた。
平日に頻度高く走ることができたし、週末は上り/下りもある林試の森公園を30キロ走ったりもした。
前回は寒さに負けたのもあるけど、後半勝負というプレッシャーが激しく僕のメンタルは蝕まれたのが惨敗の要因だ。やってきたことは間違っていない。大好きな京都という街、楽しみつつ、ガチで走ろうと心に決めていた。

スタートは9時。
昨年より30分遅くなったそうだが、寒い京都での【待ち時間】はキツかった。

スタートとフィニッシュの場所が異なり、預けた荷物はフィニッシュ地点に輸送される仕組み。
スタートの45分前に荷物受け取りは締め切られるため、レース前の寒さ対策を講じなければならなかった。地味だけど、けっこうキツい。

でも走り出すと、天気が素晴らしく良く。暑いくらいの陽気だった。
最初の頃は、スピードも出るので体感温度が高くなりがちだけど、日も差して汗が流れ出す。

最初の1キロは5分30秒弱くらいだったが、2キロ目は4分50秒台に。
かなりのペースアップでフィジカルが心配になる。だけど、かなり身体が動いている感覚があったので、当初のプラン通りに行けるのではないかとスピードを落とさずに走り続けた。

ちなみに今回のレース、ゼッケンに自分のニックネームが印字されているタイプのものだった。
ニックネームを入れるか入れないかは任意だったよう(記憶が定かではない)。だけど入れていない人の方が多かった。
もちろん僕は「ほりそう」というニックネームを胸に走っていたんだけど、沿道から「ほりそう、頑張ってー」みたいな声援が多く飛んできて嬉しかった。

フルマラソンを毎回走るたびに思うが、沿道の声援やボランティアの声掛けに助けられることはめちゃくちゃ多い。
今回は僕の名前を呼んでくれたので、いつもよりも元気を貰えた(ハッスルした)ような気がします。ハッスルし過ぎて、ペースは上り調子になってしまった感も良い意味で否めないが。京都の人は、ほんま温かかった。おおきに!

中間地点を過ぎると、短距離間で50メートルの【高さ】を駆け登る急坂に突入する。
中間地点のタイムは1時間42分。ハーフマラソンとそれほど変わらないペースで駆けてきたので、この急坂は体力をかなり奪ったことだろう。
事前にコースに目を通していなかったら、この坂が延々続くのではないかと心が折れてしまっていたかもしれない。改めて事前に高低差図をチェックする必要性を感じる。

だけど、気持ち的にはそれほど大変ではなかった。
知らず知らず身体は悲鳴を上げているものだけれど、少なくとも心は揺らがなかったし、気持ち良いくらいだった。給食として生八つ橋が出てきてきたのも京都らしい。美味しくいただきました。笑

フィジカルが悲鳴を上げ、メンタルに余裕がなくなったのは30〜35キロのあたりだ。
2〜3時間というのは鬼門で、ここでしっかり走り切るというのが僕のテーマなんだけど、30〜35キロはその後半部分に該当する。
コースで言うと、賀茂川沿いの土手?を走る辺りなんだけど、一部区間の地面が【土】だったのだ。前日に雨が振っていて、地面は柔らかくなっている。泥状にはなっていないが、踏みしめるたびに力が下方に伝わり過ぎて、上下動がスムーズにいかなかった。踏ん張りが効かないのだ。

35キロ過ぎはコンクリートに移ったが、しばらく脚が言うことを効かなかった。
また今レースの唯一のミスが【朝食】。あまり上手く摂れず、空腹を感じてしまったのだ。35キロ過ぎてから、急に。給水や給食で慌てて腹に物を入れたが、それが力になるには時間が掛かる。焼け石に水だった。

これらのことで身体はバランスを崩した。首の左側のあたりが痺れるようになってきて、35〜40キロは31分10秒。大幅に減速してしまった。
走っていて気付いたけれど、微妙な【上り】という点も心憎い。折り返してからの【下り】で、改めて走れるようになったのだが、ここのロスは大きかった。ここが26分台でキープできていれば、サブ3.5に肉薄していた。改善はしただろうが、まだ体力不足と言えるだろう。

ゴールした後は、全身に【痛み】を感じた。
でも、フルマラソンを走り始めたときのような、尾を引くような【痛み】ではない。階段も、ゆるりと登ることができる。
年数を経て、【走る身体】になってきたということだろう。

実際、このタフなコースを、90%程度はプラン通りに展開できた満足感もある。
自分が強くなったところ、まだ弱いところを知ることができた気がしたし、何より京都の風は気持ち良かった。また走りたいと強く思った。
総じて、楽しいレースだった。

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さて、次は3月16日の「第2回サンスポ古河はなももマラソン」。
昨年はこの大会で自己ベストの3:34:37を叩き出すことができた、思い出深いレースだ。
ただし後半のRAPがかなり悪く、ここが伸びしろだとも思っていた。

その課題が完全にクリア出来たわけではない。
けれど、京都マラソンという高低差のあるコースで、35キロまでは良いペースで走り抜くことができたのは自信になった。
どうなるかは分からない。雨や風に苦しめられるかもしれないし、肉離れで棄権を余儀なくされる可能性もある。

でも、やはり目標は高く持ちたい。次のレースは自己ベストを更新、そしてタイムも【3時間半】切りを目指す。
なかなか最近天気が悪くて、走れない日も続いているけれど、その日までに出来る準備はしていければと思う。